面接までの準備


転職・再就職における、面接までの準備マニュアルです。

どれも簡単なことですが、やっておかないと失敗します。なんとなく頭でイメージトレーニングするのではなく、必ず実践してください。そうしないと面接の当日に必ずボロが出てしまいます

①転職ストーリーの活字化と問答シュミレーション

他のページで解説してきました『三種の神器』がありましたね。まずはあれを、半分イタズラ書きでも良いので、紙にペンや鉛筆で書いてほしいのです。パソコンはダメです。直筆で活字で書いてください。

・転職理由 ・志望動機 ・自己PR です。

例えば転職理由でも、いくつか項目があるはずですので、それらの項目を少し間隔や行を空けて書いておいてください。

そして、全部書き終わったら、もう一人の自分が「なぜなぜ坊や」になってそれを検証してほしいのです。

よく子供でいますよね。大人を質問攻めにする子・・

「なんで大人はタバコ吸うの?」
「なんで大人はお酒飲めるの?なんで子供はダメなの?」

「ね~なんで?なんで?」と、大人のすることや世の中のあらゆることに疑問を持って聞いてくる子供がいます。あなたは、そんな「なぜなぜ坊や」になって、自分に問い正してみてほしいのです。

「なんで転職したいの?」
「なんでそれが嫌なの?」
「なんでそこに行きたいの?」

と、聞きまくってください。そして、その子供にも分かるように詳しく分かりやすく解説してみてください。それを先ほど書き込んだ項目の空いたスペースに書きくわえてほしいのです。

そのくらいしないと、ちょっと面接官に突っ込まれただけでその先が答えられなくなってしまうのです。

そして更にそれを、実際に声を出して話してください。イメージトレーニングだけでは上手くなりません。スポーツ選手だって、実際に走ったり投げたりして練習しないと本番では結果が出ませんよね。

面接も同じです。また、実際に話してみると、自信が無い部分は異常に声が小さくなってしまったりします。携帯なんかで録音もしてみて、自分で聞いてみてください。ビックリするくらい声が小さかったり、自信なさそうに話しているのが分かります。

練習でもそんなだったら、面接の本番ではもっとひどいことになります。必ず練習しておきましょう。

②緊張対策

「緊張するな」という方が無理です。話しにちょっとつまずくと、頭が真っ白になってしまいます。

転職・再就職となれば、自分の人生も左右する大きな出来事です。誰だって失敗したくないです。慣れないことですし、経営者さん達を目の前にすれば誰だって緊張するのは当たり前です。

でも大丈夫ですよ(^_^)

実は、先ほどあなたに準備していただいた、転職ストーリーのメモがありますね。あれを当日も持って行きましょう。

もちろん、下ばかり見ながら面接官と話すのは印象も悪いですので、最初に「忘れるといけないので要点だけ紙に書いてきたのですが、それを時々見てもよろしいでしょうか」と素直に言ってください。

・一つだけ心に決めておく

そして、もし頭が真っ白になったとしても、「これだけは絶対に言おう」と、一つだけ決めておいてください。二つも三つも無理ですので、一番伝えたいことを一つだけ心に決めておくと良いです。それだけ話せると、意外と話がつながって他に想定していたことも出てくるものです。

・緊張を済ませておく

これも実は、先ほど準備していただいたことでもあります。緊張というのは、経験したことがない慣れていない事だから緊張するものであり、経験を積んで慣れておけばいいのです。

もちろん、友人や親兄弟が協力してくれれば一番良いのですが、そういう相手がいない時は、大きめの鏡を正面に置いて、その鏡に映った自分の目を見ながら話してみてください。

自分相手なのに、意外と緊張するものです。

そうやって何度も何度も話して、緊張を経験しておくと、耐性ができて本番では意外とリラックスして望めるものです。また、スポーツ選手なんかのメンタルコントロールの一つでもありますが、たくさん練習したこと自体が自信になり、リラックスできるのです。

③こちらからの質問を準備しておく

面接が一通り進んで終わりに近づくと、採用側のほうから「質問はありませんか?」と聞かれることがあります。

そうなると「やったー!もう終わりだー♪」と気が抜けてしまい、「特にありません。ありがとうございました」で終わろうとしてしまうのが普通です。

しかし、実はこれも面接の中の評価基準に含まれている場合があります。

ここで、「御社様のホームページを拝見して思ったのですが、○○とはどういうものなのでしょうか?」というような質問をしてほしいのです。

そうすることで、「この人はうちの会社にかなり興味を持っているな」「いろいろ知ってくれていて嬉しい」という印象を持ってもらえます。

ただし、あまりにも一般的なことで、ちょっとネットなどで調べれば分かるようなことを聞いてしまうと、「この人は勉強不足だな。全然知識が無いんだな。」と思われてしまいます。

それから、「教育制度はどうなっていますか?」や「残業はどうなりますか?」のような質問では、「いまごろ聞くのか?」「依存的だな」「待遇のことしか考えていないのか」と思われてしまいます。

良く調べた上で、その企業・団体特有の事を聞いてみてください。

また聞き方も工夫できます。

「残業自体はまったくかまわないのですが、心の準備はしておきたいので目安として、できれば教えていただいてよろしいでしょうか」

という聞き方ならば、「残業を嫌がっている」とは思われないです。

それから、質問項目もメモに書いてまとめておきましょう




 

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